2021.04.19
みなさんこんにちは。
しろい冨士整骨院・しろい鍼灸マッサージ院の及川真吾です。
今日はブログを書くようになってから、肺経って何?肺と関係あるの?とか、経絡って何?という質問がありましたので、経絡について書こうと思います。
順番が逆でしたね。
申し訳ございません。
では、そもそも経絡とは何でしょうか?
経絡は、身体の内(五臓六腑)と外(外部環境)を結ぶルートであり、身体を維持する気と血や病の原因が移動する通路と考えられています。
経は経脈。経は「縦系」を意味するので人体を縦の方向に走行するものを指します。
絡は絡脈。絡は「つながる」「からまる」「まとう」を意味するので、経脈と経脈を連絡したり、経脈から別れ出る細い脈を指します。絡脈は身体の横方向に広がっていると考えられています。
経絡とは気と血の通り道で、皮膚や筋肉、臓腑などをつないで、全身に網のように張り巡らされます。経絡が人体の内外を網のように連絡することで、全身に気と血を巡らせる事ができ、身体を整え、規則正しい生活を送る事が出来るのです。反面、身体の何処かに変化が起こればその変化が経絡を通じて伝わっていき、全身に広がると考えられます。
また、血管や神経と同じようなものとか、神経が経絡なんじゃないかなど、様々な意見がありますが、はっきり言えるのが「目に見えない」「これといった物質ではなく、気と血というエネルギーが通る道」「固定されていない」という点です。
経絡は体調や調子、精神状態の変化によって、そのルートに多少の変化があると考えられています。
経絡のうち、最も主要なものに12本の正経十二経脈があります。
十二経脈の1本1本は特定の臓腑に連絡しています。なお臓腑を経脈と関連づけるときは心(しん)を包む膜である心包が五臓に加わるので、六蔵六腑となります。
十二経脈は手を通る六経脈と足を通る六経脈に別れそれぞれ3本ずつが陰経と陽経に分かれます(三陰三陽)
なお、十二経脈はそれぞれが身体の左右対称に存在するので、全部で24本となります。
以上経絡についてでした。
明日は正経十二経脈についてと今まで書いていた手の太陰肺経について書こうと思います。
長々と難しい文章を読んでいただきありがとうございました。