2021.05.06
みなさんこんにちは。
しろい冨士整骨院・しろい鍼灸マッサージ院の及川真吾です。
皆さんGWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
風は強かったですが、いい天気が続きましたね。
僕は半年ぶり位に洗車をしたら、水曜日に雨が降りガッカリです。
さて、今日の一穴は偏歴(へんれき)(へんれき)です。
偏歴は大腸経の絡穴です。
絡穴とは、本経脈が他の経脈と連絡するために分岐するところです。この穴は、その経脈の虚実が現れやすいところで、表裏する経を同時に治療する作用があるので、慢性症状の反応点・診断点・治療点として広く用いられます。
WHO表記 LI6
場所 親指の付け根の凹んだところの中央から肩に向かって指4本分(3寸)のところ。
関連筋肉 長母指外転筋
運動神経 橈骨神経
知覚神経 外側前腕皮神経
血管 橈骨動脈
主治 腱鞘炎、母指麻痺、橈骨神経痛、五十肩、咽頭痛、扁桃体炎、口や喉の乾燥感、歯痛、鼻血、耳鳴り、難聴、目の充血、視力低下
水腫、排尿困難
由来 「偏」は偏る、肩側。「歴」はめぐる、そそぐの意味。前腕の橈側部に偏って注ぐところという意味。大腸経の絡穴はここから肺経
に流れるためこの名がつきました。
効果 腱鞘炎に効くツボとして良く使われています。
大腸経の循環部(肩・肘・前腕)の痛みに使用されることが多いです。
その他、鼻血の止血や、歯痛、特に下歯痛を和らげる効果や、頭痛や目の充血、視力低下や耳鳴りなど顔面部の症状で使用されるこ
とがあります。
押し方 反対側の親指で5秒程押し、ゆっくり離す。これを5回~10回ほど繰り返し行って下さい。